営利活動であれば当然のこととして、企業や商店など各種事業者が顧客サービスを展開していく場合には、お客様に提供するサービスの費用を念頭に置いて、顧客サービスを行う必要があります。もちろんお客様イコール、カスタマーに企業や事業主、商店主がサービスをする場合には採算を黙殺して、まずはサービスありき、という信念を持ってお客様に良質なユーザーサービスを行う事が最重要項目となるのですが、サービスを行う従業員や社員には賃金を支払って企業や事業主、もしくは商店主が担当者を雇わねばならず、お客様へのカスタマーサービスにかかるコストを算出しておく事は、重要項目の一つです。
企業が取り引き先の企業に対して提供をするサービスは、ビジネス上でのサービスとなりますので、サービスにかけるような費用についても、取り引き先の企業に行ったサービスに対してどれだけリターン、つまり利益が返ってくるかという事も考慮して、取り引き先の企業にサービス提供をする必要があります。
この、企業が取り引き先の企業に行うサービスに対して見返りとして返ってくる利益との相対関係を、費用対効果と呼びます。
企業が取り引き先の企業にサービスを提供するケースでは、どれだけサービスを提供した取り引き先企業からリターンが返ってくるかが、かなり重要なポイントになりますが、事業主や商店主がカスタマーであるお客様に対しサービスを従業員から提供する場合には、必ずしも費用対効果としてのユーザーからのリターンを望む必要はありません。
事業主や商店主がカスタマーとしてのお客様に対しサービスを行う場合に、お客様が喜んで満足して下さる事が最重要項目となる為、サービスを出した事業主や商店主が、お客様からのレスポンスとしてのサービスの見返りを要求する事があってはいけないのです。
顧客に対して行ったサービスは、明確なレスポンスとして返ってくる事は少ないものの、その後の集客率や集客数に大変な影響を与えますので、サービスの費用は全体の予算の中でも大きな割合を占めてくる事となります。