お子様の教育に関心をお持ちの保護者の方々も多いと思われますが、受験の対策として塾に通わせる時は集団形態の塾と個別指導塾の大まかに分けて2つのパターンがあります。
集団塾はたくさんの生徒さんと一緒のクラスで授業を受ける形態をいいます。クラスの生徒さんとお互いに切磋琢磨しながら学力アップを目指せるのが最たるメリットです。塾友と苦楽を共にすると何かと心強いものがあります。月々の費用も個別指導塾より安いです。
その代わり生徒皆同じ指導方法で授業が進められるので、落ちこぼれてしまうことがあります。質問があっても、皆の前で聞きづらいことがあります。大勢の生徒さんを一人の先生が教えるので、一人ひとり目が行き届かないことがあります。
個別指導塾では教師一人に対して生徒三人までの個別指導、先生一人、生徒五人位の少人数で授業が進められます。生徒のレベルに合わせたカリキュラムですので、授業についていけなくなる心配が少ないです。分からない所があってもすぐに質問しやすいです。
得意な科目はますます伸ばせるし、苦手科目は克服させたいときも個別指導塾の方に分があります。集団塾では決まった時間に通わないといけませんが、個別指導塾であれば時間割の融通が利くので学業と部活の両立もさせやすいです。
生徒数が少ないので先生の目がよく行き届き、個人に適した授業を受けられるといった利点があります。一方、生徒自身に競争する意識が沸かない、集団塾よりも月謝が高い傾向がある、先生との関係が良くないと質問をしなくなるなどのマイナス面が生じます。
積極的に質問できて競争した方が学力が伸びやすい生徒さんなら集団塾、内気で一人の方が集中しやすい性格の生徒さんは個別指導塾と生徒さんの性格によって相性があります。
スクール形式塾と個別指導塾のどちらが良いか迷ったときは、それぞれの有利な点・不利な点やお子さんの性格を良く見てから判断されると良いです。